不見識とは

物事の道理や筋をわきまえないこと、または見識(知識・教養・判断力)を欠いた言動を指す。
常識や理性に照らして適切でない行動や発言、あるいは視野の狭い態度などに対して批判的に使われる。
「見識」は、深い理解や経験に基づいた優れた判断を意味するため、それが「不」で否定されることで、軽率・無知・短慮といった意味合いになる。
やや丁寧かつ批判的な場面で用いられる語である。

例文

・そのような発言は公人として不見識である。
・不見識な行動が組織の信用を失わせた。
・記者の質問は不見識で、場にそぐわなかった。
・不見識を恥じて、彼は公の場で謝罪した。

三字熟語 不見識
読み ふけんしき
英訳 lack of judgment
類義語
使用漢字