大上段とは

本来は剣道や剣術の構えを指す語で、刀や剣を頭上高く振りかぶって構えることを意味する。
この構えは攻撃の威力が最大化する一方で、防御が手薄になるという特徴を持つ。
そこから転じて、比喩的に「威圧的な態度」や「力任せで一気に決着をつけようとする姿勢」「大げさで強引な論調や物言い」を表す言葉として使われるようになった。

例文

・彼は議論になるとすぐに大上段に構えて意見を押し通そうとする。
・大上段に振りかぶった発言は、かえって反感を買った。
・大上段から切り込むような演説に、聴衆は圧倒された。
・あえて大上段に出ることで、相手の出方をうかがった。

三字熟語 大上段
読み だいじょうだん
英訳 high-handed attitude
類義語
対義語
使用漢字