手弱女とは

古典的な日本語表現で、しとやかで優しく、たおやかな(柔らかく上品な)女性を意味する語。
肉体的にも精神的にも繊細で、優美で内向的な女性像を指すことが多い。
対比語として「益荒男ますらお」があり、強くたくましい男性像を表す。
文学や和歌の中で理想的な女性像として用いられることが多い。

例文

・彼女はまるで古典に出てくる手弱女のようであった。
・手弱女と称されるような気品あるふるまいに皆が見とれた。
・和歌の世界では手弱女が理想の女性として描かれている。
・手弱女のイメージとは裏腹に、芯の強さを持った女性だった。

三字熟語 手弱女
読み たおやめ
英訳 graceful woman
対義語
使用漢字