玉虫色とは

本来は、昆虫の玉虫の羽のように、光の加減や角度によって色が変化して見える色を指す。
美しい光沢を持つ多彩な色合いという意味で使われる。
一方、比喩的には、曖昧でどちらとも取れるような表現・態度を示す言葉として用いられ、「どちらの立場にも取れるような含みを持たせた言い回し」「はっきりと意見を示さない態度」を批判的に表す場合が多い。

例文

・政治家の玉虫色の発言に、記者たちは不満を募らせた。
・玉虫色の回答では、誰も納得しないだろう。
・この意見書は玉虫色にまとめられており、結論が見えにくい。
・玉虫色のスカーフが光に照らされて美しく輝いていた。

三字熟語 玉虫色
読み たまむしいろ
英訳 equivocal
使用漢字