禁足地とは

「立ち入りが禁止されている土地」を意味する三字熟語である。
「禁」は「禁ずる」、「足」は「足を踏み入れる」、「地」は「場所・土地」を意味し、合わせて「足を踏み入れることを禁じられた場所」となる。
禁足地にはいくつかの種類があり、宗教的・文化的な理由によるもの(例:聖地、御神域など)、政治・軍事的な理由(例:軍用地、保安区域など)、自然保護の観点から立入が禁じられている場所(例:特別保護区、原生林など)などが含まれる。
日本では、神道における「御神体山」や「御神域」が代表例として知られ、人が足を踏み入れることで神聖さを損なうとされることが多い。

例文

・あの山は古来より神の宿る場所とされ、禁足地となっている。
・軍の演習場は一般人にとって禁足地であり、立ち入りが厳禁だ。
・禁足地に無断で侵入したとして、彼は警察に事情を聴かれた。
・この森は絶滅危惧種の生息地として禁足地に指定されている。

三字熟語 禁足地
読み きんそくち
英訳 restricted area
使用漢字