醍醐味とは
物事の中核や本当の味わい、最も深くて優れた面、またはその面白さや魅力を意味する語である。
もともとは仏教用語で、五味(乳→酪→生酥→熟酥→醍醐)のうち最高とされる「醍醐」という乳製品を指し、「仏法の最上の教え」を意味した。
そこから転じて現代では、「物事の真の面白さ」「やりがい」「奥深い魅力」「最も価値ある部分」といった意味で広く使われている。
例文
・登山の醍醐味は、頂上からの景色と達成感にある。
・話し合いの中で相手の考えを理解するのも、交渉の醍醐味だ。
・自分の手で作り上げることにこそ、ものづくりの醍醐味がある。
・醍醐味を味わうには、まず地道な努力が欠かせない。
三字熟語 | 醍醐味 |
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読み | だいごみ |
英訳 | the real pleasure |
使用漢字 | 味、醍、醐 |