風来坊とは

どこからともなく現れて、定住せずに各地をさまよい歩くような人物を指す語である。
風に吹かれるように気ままに現れて、また去っていくことから、一定の生活基盤を持たず、自由奔放に生きる人物像を象徴する言葉として使われる。
肯定的には「自由人」「束縛されない放浪者」として、否定的には「落ち着きのない人」「根無し草」のようなニュアンスを持つこともある。
文学や映画、落語などでは、風来坊はしばしば神出鬼没な魅力的なキャラクターとして登場する。

例文

・彼は風来坊のように気ままに旅を続けていた。
・昔から風来坊気質で、どこにも長くはいなかった。
・店にふらりと現れたその男は、まるで風来坊のようだった。
・風来坊として生きることに、彼は何の不安も感じていなかった。

三字熟語 風来坊
読み ふうらいぼう
英訳 drifter
使用漢字