風物詩とは

ある季節や土地に特有の自然現象・風景・行事・習慣などを、詩や文章に表現したもの、またはそうした情景そのものを指す語である。
特に「その時期になれば必ず見られる風物」や「季節感を象徴する情景」に対して用いられることが多い。
必ずしも実際の「詩」ではなく、詩的に印象づけられるような光景や出来事を含意する。
たとえば、「夏の風物詩といえば花火」「冬の風物詩である雪吊り」のように、季節を感じさせる伝統・風景・食べ物などを指して使われる。

例文

・縁日は、夏の風物詩として毎年楽しみにされている。
・冬の風物詩であるこたつとみかんは、家庭の温もりを感じさせる。
・川辺の蛍は、かつてはこの町の風物詩だった。
・雪景色の中で行われる初詣は、日本の冬の風物詩の一つである。

三字熟語 風物詩
読み ふうぶつし
英訳 seasonal tradition
類義語
使用漢字