風馬牛とは

「風と馬と牛」の三つを組み合わせた語で、「全く関係がないこと」「無関係であること」を表す熟語である。
中国・戦国時代の故事「魏の将軍・趙奢ちょうしゃ」の子、趙括の話に由来し、「自分の馬や牛が風に吹かれて他国に行ってしまったとしても、それは自分には関係がない」というような意味からきている。
日本では、「風馬牛のような関係」「私には風馬牛の事でございます」のように、何の縁もゆかりもない出来事に対して冷淡に、あるいは達観して関係のなさを示す時に使われる。

例文

・その騒動は私には風馬牛のことで、関わるつもりはない。
・風馬牛のような遠い関係の人間に、なぜそこまで干渉するのか。
・隣国の争いなど風馬牛と思っていては、巻き込まれるのが世の常だ。
・彼の不祥事について、会社としては風馬牛の立場を取っている。

三字熟語 風馬牛
読み ふうばぎゅう
英訳 no relation whatsoever
使用漢字