麒麟児とは
「非常に優れた才能を持つ若者」あるいは「将来を嘱望される優秀な人物」を意味する三字熟語である。
「麒麟」は中国の伝説上の聖獣で、仁徳・知恵・平和の象徴とされている動物。
「児」は「子ども」または「若者」を表し、「麒麟児」とは、まるで麒麟のように非凡で、特別な運命を持つ若者を讃える言葉である。
この語は、古代中国の思想や文学に由来しており、特に稀代の天才児や俊才に対して尊敬の意を込めて使われる。
日本では、相撲界において「麒麟児」という四股名で知られる力士もいたが、一般的には学問・芸術・武道・政治などあらゆる分野で、将来を期待される若者に用いられる。
例文
・彼は若くして国際大会で優勝し、麒麟児として名を馳せた。
・幼い頃から文才に恵まれ、周囲は皆、彼を麒麟児と呼んだ。
・この業界の麒麟児と評された彼も、今や第一線の指導者である。
・麒麟児の登場によって、保守的な世界に新風が吹き込まれた。
三字熟語 | 麒麟児 |
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読み | きりんじ |
英訳 | child prodigy |
使用漢字 | 児、麒、麟 |