不作為とは

当然すべき行為や期待されている行動を意図的に行わないことを指す。
法律や倫理の文脈で多く用いられ、「義務があるにもかかわらず何もしないこと」という意味合いが強い。
刑法などでは、「作為義務」があるにもかかわらずこれを怠った場合に、「不作為による犯罪(不作為犯)」が成立することもある。
日常語では、責任ある立場の人が必要な対応を取らず、結果的に悪影響を及ぼすような状況に対して使われる。

例文

・不作為によって被害が拡大したと批判されている。
・監督官庁の不作為は許されるべきではない。
・彼の不作為がこの事態を招いたとも言える。
・法は不作為による責任を問うこともある。

三字熟語 不作為
読み ふさくい
英訳 omission
類義語
使用漢字