有頂天とは
大喜びして舞い上がること。
喜びに夢中になって、我を忘れて周りが見えていない状態。
非常にうれしくて気分が舞い上がっている状態、あるいは喜びや得意さのあまり我を忘れてしまう様子を表す語である。
元は仏教用語で、「六道輪廻において最高位である第六天(有頂天)」を指し、そこに到達すると迷いが絶えず、かえって悟りに至れないとされていた。
その仏教的背景が転じて、「我を忘れるほど高ぶった状態」を意味するようになった。
現代では、日常語として「有頂天になる」「有頂天の気分」といった使い方がされることが多く、肯定的にも否定的にも用いられる。
例文
・試験に合格したと知った瞬間、彼は有頂天になって飛び上がった。
・プロポーズが成功して、彼女は有頂天の表情を浮かべていた。
・少し褒められたぐらいで有頂天になっては、周囲から反感を買うぞ。
・新製品の売れ行きが予想以上によく、社長は有頂天の様子だった。
三字熟語 | 有頂天 |
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読み | うちょうてん |
英訳 | be ecstatic be over the moon |
使用漢字 | 天、有、頂 |