気丈夫とは

心がしっかりしていて、物事に動じない性格や態度を指す三字熟語である。
困難や不安、恐怖に直面しても、冷静さや精神的な強さを失わず、平常心を保つことができる人物を形容する語である。
「気」は気持ちや精神、「丈夫」は心身のたくましさを表しており、合わせて「精神的に強くしっかりしていること」の意味になる。
外面的な強さではなく、内面の落ち着きや精神の安定を評価する言葉として用いられることが多い。
特に女性や子どもに対して、「年齢や立場にしてはよく耐えている」といった賞賛やねぎらいの意味を含めて使われることがある。

例文

・震災の混乱の中でも、彼女は終始気丈夫に振る舞っていた。
・気丈夫な性格が、チームの精神的支柱となっていた。
・幼いながらも、彼は驚くほど気丈夫で大人顔負けの落ち着きだった。
・両親が病に倒れても、長女は気丈夫に家族を支え続けた。

三字熟語 気丈夫
読み きじょうぶ
英訳 emotionally resilient
使用漢字