着道楽とは
衣服に強いこだわりを持ち、趣味や楽しみとして衣装・装飾品に金や時間を費やすこと、またはそうした人を指す語である。
「着」は「衣服」、「道楽」は「趣味」「楽しみ」「ぜいたくな嗜好」の意味であり、合わせて「衣服に関する趣味を道楽として楽しむ人」となる。
歴史的には江戸時代や大正時代などにも見られた言葉で、和服に限らず、ファッション全般において非常に凝った趣味を持つ者を評する際に使われた。
現代で言えば、いわゆる「おしゃれ好き」や「ファッションマニア」に近い表現であるが、「道楽」という言葉の含みから、やや贅沢趣味や嗜好性の強さを含んでいる。
例文
・彼は筋金入りの着道楽で、毎日の装いが全く異なる。
・着道楽を極めた彼女は、海外の最新ブランドにも詳しい。
・父は昔から着道楽で、着物の柄一つにもこだわりがあった。
・着道楽の出費がかさみ、貯金がほとんど残らなかった。
三字熟語 | 着道楽 |
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読み | きどうらく |
英訳 | fashion enthusiast |
対義語 | |
使用漢字 | 楽、着、道 |