裏千家とは

千利休を創始者とする千家流茶道の分派の一つである。
「裏千家」とは、茶道の流派の一つであり、千利休を祖とする千家流の三家(表千家・裏千家・武者小路千家)のうちの一つである。
千利休から本家を継いだ表千家の不審菴の裏側に、裏千家の今日庵があったことが名称の由来である。
千利休の曾孫・仙叟宗室せんそうそうしつが創始したとされ、以後、家元制度によって代々受け継がれてきた。

裏千家は、茶道の中でも比較的柔軟で開かれた姿勢を持ち、茶の湯の普及に尽力してきた流派である。
茶道の理念である「和敬清寂わけいせいじゃく」を重んじつつ、現代的な活動や国際交流にも積極的で、学校茶道や海外での茶道普及にも力を入れている点が特徴的である。

例文

・彼は大学時代から裏千家の茶道を学び、今では師範の資格を持っている。
・裏千家は、海外でも茶道の普及活動を積極的に行っていることで知られる。
・表千家と裏千家は同じ千家流に属するが、それぞれに特色がある。
・茶会では、裏千家の作法に則って一つ一つの所作が丁寧に行われた。

三字熟語 裏千家
読み うらせんけ
英訳 Urasenke
使用漢字