金糸雀とは

小型の鳥「カナリア(Canary)」を指す漢語表記である。
スズメ目アトリ科に属する鳥で、原産はカナリア諸島。
美しいさえずりと鮮やかな羽色を特徴とする。
特に黄色の羽毛を持つ個体が多く、日本語ではその色合いから「金糸きんしのような鳥」という意味を込めて「金糸雀」と表記されるようになった。
観賞用・愛玩用として世界中で飼育されており、古くは鉱山の有毒ガス探知用にも使われた。
文学や詩、音楽などでも「美声の象徴」「愛らしさの象徴」として扱われることが多い。
なお、「金糸雀」は常用漢字ではないため、一般文書ではカタカナ表記「カナリア」が通常である。

例文

・金糸雀のさえずりが、静かな朝に彩りを添えていた。
・その少女の声は、まるで金糸雀のように澄んでいた。
・昔の炭鉱では、金糸雀が毒ガスの警報役として使われた。
・金糸雀をモチーフにした詩は、数多くの文学に残されている。

三字熟語 金糸雀
読み きんしじゃく
英訳 Canary
使用漢字